2015年1月15日木曜日

1月の連続セミナー ご報告

2014年度の連続セミナーも最終回!

去年の企画持ち寄りのときに私がこれがしたい!と提案させていただいた
「ネルソン・マンデラの対話法に学ぶ平和構築ファシリテーション」の回でした。

一昨年、青木将幸さんが淡路島で行う一泊二日のこの企画をみてすごく行きたかったのですが
なかなか一泊二日の講座に参加するのは、なかなか勇気がいりますよね。

今回は一日(10時~16時)での開催でした。

ネルソン・マンデラは皆さんもご存知の南アフリカの元大統領。
2013年末に95歳でお亡くなりになっています。
アパルトヘイト政策の撤廃に尽力したノーベル平和賞受賞者でもあります。

そのネルソン・マンデラがあらゆる人との対話の際、使った手法を今回実践して学びます。
その内容は、単純で相手の話をじっくり聞くのですが、遮ったり、反論したりせずじっくり聞きます。
ネルソンマンデラは、どんな立場の人間にも方法で対話したのではと考えられています。

参加者の皆さんはあらゆる場でそれを使うことを想定して、様々な質問が飛び交いました。
たっぷりの質問タイムが終わったあと、対話の実践。

参加者が1対1で対話します。

まず一往復。午前中に一時間程度。

午後には40分程度の対話。

実際の対話には制限時間はありません。

対話のテーマは必ずしも対立しているものでなくてもOKなのですが、この手法は対立しているときに有効とのことでした。

参加者の皆さんは初対面の方が多く、まず対話のテーマを見つけるのに苦労していたようです
対立の場面も少なかったようで、話せば話すほど共感するというような意見もありました。

しかし、実際やってみてとことん聞くことの大変さ、理解するために聞くことの大変さなど
相手が話すあいだ、それを遮ることなく、聞きたいことがあってもただただ聞くことの難しさ。
単なる対話から見えてくるものがたくさんあったように思います。

私自身は青木さんというファシリテーターの話す間合いなど興味深く体験させていただきました。
落語家のようでもあり、僧侶のようでもあり。(すいません!^^)

人が様々な問題を抱えたときどう対処すればいいかなど、違う側面のお話なども出てきて
有意義な講座でした。

by ozatomo