もう明日なんですが。。。開発教育連続セミナー第五回。今年度最終です。
連続セミナーの企画はパレットのメンバーでさせてもらってます。
どんなことをテーマにするか?あの講師にあってみたい!など様々な角度から意見を出し合います。
その後、セミナーの日程や内容を詰めるのですが。。。明日開催のクロスロードの会については事前に講師の先生がパレットのミーティングに出向いてくださいました。
パレットの仲間である森先生(市立中学校教員)が学校で配布される人権だよりにその内容を書いてくださいました。ので今日はそこからご紹介します。
*****以下、森先生の「人権だより」より
5月31日(日) ファシリテーターズ・パレットの学習会
クロスロードの技法から学ぶ 浜尚美さん(神戸クロスロード研究会)
私は‘ファシリテーターズ・パレット’というグループで「開発教育」や「ファシリテーター」について学んでいます。毎年JICA関西、開発教育協会、大阪国際交流センターの共催で年5回の「開発教育連続セミナー」を行っていて、私もこの10数年間ずっと参加しています。そのセミナーの参加者の間で、もっと学びたいという人たちの思いから、‘ファシリテーターズ・パレット’という自主学習グループができて、私も加わらせていただくことになりました。月に1回程度大阪国際交流センターに集まって活動しており、今は「開発教育連続セミナー」の企画・運営にも関わっています。
いつもなら、メンバーで集まって近況報告などをしたあと、誰かがファシリテーター役になってワークショップをします(「パーム油」「水」などのテーマについて学習するという面もあるし、ファシリテーターのやり方について批評し合って学ぶという面もある。)が、今回は特別にゲストティーチャーが来てくださいました。神戸クロスロード研究所の浜尚美さんです。
淡路大震災のとき、「あなたは食料担当の職員。被災から数時間。避難所には3,000人が避難しているとの確かな情報が得られた。現時点で確保された食料は2,000食。以降の見通しは今のところなし。まず、2,000食を配る?」こんな問題を目の前にしたら、先生方はどういう選択をされますか? 災害が発生すると、さまざまな選択を迫られる場面に遭遇します。でも、実際にその場面になっても、決断をするのはなかなか難しいものです。
このような阪神・淡路大震災での「実話」がもとになった教材で、「クロスロード(CROSSROAD)」とは、「岐路・分かれ道」という意味です。災害対応などの難しい選択肢を前に、決断をすることを疑似体験できるゲームです。このクロスロードを全国に広めている浜尚美さんは、阪神・淡路大震災の時には神戸市の職員でした。もともとは、神戸出身ではない浜さんですが、震災を経験し、その後クロスロードと出会って、活動されるようになりました。
先ほどのような場面が示され、「YES」「NO」のどちらかを選んでカードで意思表示をします。選ん
だ理由を各自が自分の言葉でグループの仲間に説明します。ひと通り発言が終わったら、ひと区
切りまで、自由に発言してかまいません。聞いていて「なぜ?」「どうして?」と思ったら、質問するこ
ともできます。ただし、頭ごなしに「それはちがう!」はナシです。お互いに意見を出し合い深めて
いくには、いいツールだと思いました。
「クロスロード」のいいところは、シンプルなので分かりやすい、違いがはっきりする、生の事例を追体験できる、少数意見を大切に扱える、重たいテーマにも意見を出しやすい、判断のトレーニングになる、年齢や立場に関係なく参加できる、などがあります。もともとは阪神・淡路大震災での体験から生まれたものなので、災害・防災を扱った「災害編」でしたが、「環境編」や「国際協力編」「子育て編」など、様々なバージョンがつくられ実践されていて、進化中です!
********まだまだ参加枠があるようですので是非ご参加ください。
■第5回 2016年2月21日(日)13:00~16:30 防災と国際協力~クロスロードからの学び~
講師:浜 尚美さん(神戸クロスロード研究会)
講師:浜 尚美さん(神戸クロスロード研究会)
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