2018年2月20日火曜日

”スマホの真実”からエシカルな選択へ

2017年度開発教育・国際教育セミナー(実践編)「学校で、地域で広げるSDGs」

◆第二回 2018年2月18日(日)10:30~16:30 ”スマホの真実”からエシカルな選択へ

 講師:田中滋さん 特定非営利活動法人 アジア太平洋資料センター(PARC)事務局長


私たちが手にしているスマホ、携帯電話。

☆あなたにとってスマホとは?
情報ツール?つながり?エンターテイメント?

☆今のスマホ何代目?

☆どういうきっかけで買い替える?

いかがでしょうか?

スマホが私たちの手に届くまでどんなことが起こっているのでしょうか?
今回の講師の田中滋さんはまさにそのフィールドに出かけ”スマホの真実”を目撃し
私たちに伝えてくださいました。

午前中は今日知りたいことを参加者の皆さんから出していただいたり
スマホに関するクイズなど。

日本での携帯・スマホの契約数は日本の人口を超えています。
世界ではどうでしょうか?世界でも人口以上の契約数があるのです。

未開の地においても電話線がなくてもつながる携帯。
世界のあらゆるところで使用されています。

スマホは何で出来ている?
スマホの中身にはどんなものが入っているのでしょう?
電子部品?レアメタル?
なんとなーくわかるような気がするけど。。。

タンタル、タングステン、ニッケル等 スマホや携帯には多くの鉱物が使われています。
電池の持ち良くしたり、通話音質を向上したり、軽量化などスマホの進化に伴い
その鉱物たちは必要とされます。

午後には、レアメタルにまつわるコンゴでの紛争鉱物とその後の話。
そしてフィリピン、エクアドルにある鉱物資源利用の裏側にある問題。
日本企業もそこに加担しています。

スマホだけでなく私たちが便利を求めて利用している家電などにも
鉱物は使用されています。
鉱物が採掘される場所では人々が今までの暮らしを奪われ、環境も破壊されています。
私たちが便利を手にする一方で生活が脅かされている人たちがいるのです。

持たないという選択を出来る方はなかなかいないと思います。
それならば、その製品の裏にあるストーリーを知ることです。
知ったとき、何ができるか。。。
なるべくそのスマホや携帯を長く使う。
ショップに言われたままに買い替えない。
環境や社会問題を引き起こしている鉱物・金属を使っているのか?
企業としての責任を果たしているのか?まずはメーカーなどに声を揚げることも
私たちにできることのようです。

意識をもってエシカルを選択していく。私たちにできることから。
エシカルケータイキャンペーン
http://www.ethical-keitai.net/

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